機能

　返済比率は、年収に対する年間返済額の比率であり、融資審査の重要なポイントです。通常、融資機関毎に上限の返済比率を定めており、例えば年間返済額が年収の35%以下までなら融資可能、それを超える場合は不可、といった判定に用いられます。また年間返済額には既存の融資に対する返済も含まれます。

　本機能は、元金均等方式による支払額の計算の流れの中で、１年目の返済比率を追加計算します。ボーナス併用も可能です。

　本機能を使用する場合は設定画面の【返済比率の計算】をオンにして下さい。

　入力パラメーターとして、「年収」および「既存の返済年額」が追加され、以下の計算式に基づいた返済比率を計算します。

返済比率［%］=（年間返済額 + 既存の返済年額）/ 年収 × 100

　年間返済額の値は、本ローンにおいて計算した年間返済額を適用します。元金均等方式の場合は、１年目の年間返済額を使用し、ボーナスを併用した場合は１回目と２回目のボーナス加算額も含みます。ただし返済期間が１年に満たない場合は総支払額を適用します。

　既存の返済年額には、本ローン以外に返済中の借入がある場合に、それらのローンの年間返済額を入力して下さい（月額 × 12 Enter でもOKです）。既存の借入がない場合は０を入力して下さい。

計算例

　以下の条件で、初回の支払額、１年目の返済比率、総支払額、総利息額を計算します。